糖鎖構造解析

糖鎖は、DNA、タンパク質とならび、生体関連分子として重要な役割を果たしています。
その構造は多様性に富み、タンパク質や脂質などの生体高分子と結合(翻訳後修飾)しているもの(糖タンパク質、糖脂質)、その生体高分子との結合様式が異なるもの(O結合型、N結合型)、糖鎖のみで遊離したものなど、様々な状態で存在しています。
糖鎖構造解析は、これらの糖鎖の構造を明らかにし、さらにサンプル間での構造変化や発現量変化など、糖鎖のプロファイリングを行うことが可能です。
糖鎖研究(グライコーム)は、前述のプロテオームやメタボロームに比べて、その構造の複雑さや大量合成の難しさから避けられてきた歴史を持っていますが、近年の目覚ましい糖鎖分析・糖鎖工学の技術発展によって、現在では比較的手軽になってきた分野です。

特徴
  • 多様な状態の糖鎖を対象に、構造解析、プロファイリングが可能
  • N結合型、O結合型など、特性ごとに専用の解析プランをご提供
  • 糖鎖分析だけでなく、糖鎖合成も合わせてご提案可能
価格帯
  • 約15万円~/サンプル
  • (多検体値引きあり)
受託メーカー選びのポイント
  • 受託会社の選択肢は殆どない
  • 目的のサンプルの形態および糖鎖の性状によってプランを選択

  • 解析例:神経細胞の分化と糖鎖変化 (Mol Cell. Proteomics 2010, 9, 523-537)
    解析例:神経細胞の分化と糖鎖変化 (Mol Cell. Proteomics 2010, 9, 523-537)

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