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ラベル化法[タンパク質への化学標識](iTRAQ®標識・Tandem Mass Tag™ : TMT™標識)
生体試料(組織、細胞、血清、尿など)中に含まれる多種多様なタンパク質を、質量分析計により網羅的(数百~数千種類)に同定しながら、同時に各タンパク質においてサンプル間の相対定量比較を行うサービスです。
重さの異なる標識をサンプル別に施した後、サンプルを混合して一度に分析することで、高い定量性を得ることができる手法です。
疾患特異的なマーカー候補となるタンパク質の探索、特定条件下で変動するタンパク質を見つけ機構の解明を行うなど、遺伝子を対象にしたマイクロアレイのような発現変動を、より生命現象の機能ステージに近いタンパク質レベルで行うサービスです。
- サンプル間でのタンパク質の発現変動を網羅的に解析
- 相対定量比較解析の中で、最も代表的な手法(論文実績多数)
- 生体試料から丸投げで依頼可能(煩雑な作業は不要)
- 遺伝子発現解析結果と相関を視るデータマイニングサービスも存在
- 約80万円~/2サンプル
- (多検体値引きあり)
- メーカーにより使用する質量分析計が異なり、定性性と定量性のどちらを決定要素とするかにより選択
- 結果品質や信頼、実績を求めるならば国内メーカー、品質度外視の価格優先なら海外メーカーで選択
- データマイニングの充実度も選択要因となりうる
プロテオーム解析受託サービスの最新技術を用いた受託サービスです。
質量分析計を用いて生体試料(組織、細胞、血清/血漿、尿など)中に存在する多種多様なタンパク質を網羅的に検出し、同時にサンプル間での相対定量比較を各タンパク質ごとに実施します。
質量分析計でダイレクトに検出するため、従来の二次元電気泳動法を用いた相対比較(ディファレンシャルディスプレイ法)に比べ、感度、網羅性、迅速性、そして再現性に優れています。
主に、生体試料中に含まれるタンパク質を標識し、同分析内で相対比較する「ラベル化法(化学標識、代謝標識)」と、スキャンスピードの速い定量性の高い質量分析計を用い、サンプル毎に測定したデータ上でサンプル間比較を行う「ノンラベル法」があります。
各方法の特徴の違いは以下の表をご参照ください。